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2010年9月16日木曜日

苦いかしょっぱいか

「けせん商工ニュース」9月6日付コラム

NHKのニュースで「自殺やうつ病をきっかけとした休業・失業による経済的損失が2兆7千億円」との政府の推計を報道していました 。
09年一年間の自殺者3万2千845人のうち15歳から69歳の方が70歳まで働いた場合に得られる所得が約1兆1千億円と推計したほか、うつ病などにより休業したときの労災補償や失業給付の減少、生活保護の減少などの合計が2兆7千億円とのことです。
「うつ病に限らず自殺にはそれぞれに追い詰められた事情があると思うが、それを追求するのではなく、なんでカネに換算するのか」と思っていたら次のニュースは「大阪大学病院で、世界で初めて成功した心臓手術の技術を生かし、中東の富裕層が利用する病院と提携し、年間30人の患者を迎え入れる」というものでした。
 大阪大学の教授の話では「医療技術をひとつの資源と考えて…」とのことでした。私はこの考えを理解できません。なんで富裕層のためなんだ?医療技術を資源として生かし、金に変えるのか?金のため我々国民の税金を使って先端技術を研究するのか?
なんでも金、カネ、カネ。「医は仁術」とはもはや死語なんでしょうか。政治がカネ本位だからしかたないのでしょうか。
(雄)

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