苦いかしょっぱいか

「けせん商工ニュース」9月6日付コラム

今年の夏の甲子園は興南高校が沖縄県に初の優勝旗を持ち帰ると同時に史上６校目の春夏連続優勝を飾りました。
東北では大正４年の第１回大会大会での秋田中、昭和４４年の三沢、昭和４６年の磐城、平成元年の仙台育英、平成１５年の東北と５回の準優勝がありますが残念ながら優勝はなく、優勝旗は東北を飛び越えて北海道へ渡っています。
沖縄では今「このまま沖縄に米軍基地を置いていいのか」を問い１１月に行われる県知事選が動き出しています。
その沖縄で2004年8月、米軍ヘリコプターが沖縄国際大学に墜落、約3万人が参加して抗議の市民集会が開催されました。その壇上から「もう二度と事故を起こしてほしくない。戦争と平和について考えれば考えるほど、人と人が信頼し助け合うことが大切だと思う」と訴えたのが、当時小学生だった興南高校のエース・島袋投手だったそうです。そして同学年のみんなとつくった「フェンスの向こうにはどんな未来があるのか　私たちの未来…世界中の人が互いを理解しあい　争いのない平和な世界を」との「平和宣言」を読んだそうです。（赤旗日曜版より）
戦時中、野球は敵性スポーツとされ、できなかった時期がありました。野球に限らずどんな協議も平和あってこそ楽しめるものです。

（雄）